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【徹底検証】ドラゴンズにヘッドコーチは必要か?過去10年調べてみた

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Suzuです!

SNSを散歩してるとよくこんな意見を目にします。

『井上監督にはヘッドコーチをつけるべきだ!!!』

私の投稿にも「井上監督にはヘッドコーチが必要ですよね!」とかいうリプが飛んできます。

正直私は

『そんなもん知るかっっっ!!!!!!』

と思ってます(笑)

ヘッドコーチがいるから強いのか、いないから弱いのか

そんなこと私にはわかりません。ぶっちゃけ関係なくない?ぐらい思ってます。

ただ、そこまでみんなが言うなら強いチームにはヘッドコーチがいるのかな?

なんていう興味も湧いたので、過去10年の優勝チームとヘッドコーチの有無を調べてみました!

ヘッドコーチは強いチームに必ず存在するのか!?

この記事を通して、ヘッドコーチが必要かどうかを考えるきっかけになれば嬉しいです!!

目次

そもそもヘッドコーチって何?

ヘッドコーチって皆さん何をする人かわかります?

「監督の補佐する人でしょ?」

「副監督でしょ?」

「参謀?」

まぁ皆さんのイメージはこんなところでしょうか?

Wikipediaによると、このような解説がありました。

野球では基本的に監督の次に立つ役職であり、主な役割としては作戦面を担当し、監督に状況に応じた助言を提供することである。また監督が出場停止や退場処分になったり、個人的な理由で試合に出場出来ない場合は監督代行を務める。ヘッドコーチのポストは必ずしも置かれる訳ではない。MLBでは日本のようなヘッドコーチはなくこれに近いものとして「ベンチコーチ」または「ダッグアウトコーチ」の役職が存在するが、どちらかといえば作戦担当に重きが置かれる。また、肩書きを「総合コーチ」「チーフコーチ」としているチームも見られるほか、チームによってはヘッドコーチと総合コーチの両方が存在しているチームもあり[5]、この場合はヘッドコーチの方が立場は上である。2009 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表では伊東勤「総合コーチ」に就任した。

出典:ヘッドコーチ – Wikipedia

おおむね、想像している通りですね。

監督の次に立場の高い人物であり、監督が退場になった際などには指揮を執る役目も担っています。

チームによっては呼び方も違っていて、『総合コーチ』だったり『チーフコーチ』みたいな名称になることもあるようですね。

今回の検証では、呼び方が違っている場合にヘッドコーチとしての要職なのかの判断がつきにくいため、しっかりと『ヘッドコーチ』という肩書のコーチだけをピックアップしてみました。

実際にはヘッドコーチ格の人もいるとは思いますが、その点あしからず。。。

その年の優勝チームとドラゴンズにヘッドコーチがいるのかいないのかで、ヘッドコーチの存在とチームの強さに影響があるものなのかを検証したいと思います!

それではいってみましょう!

2015年

セリーグパリーグドラゴンズ(5位)
優勝チームヤクルトスワローズソフトバンクホークス
監督真中満工藤公康谷繁元信
ヘッドコーチなしなし森繫和

この年はセパ両リーグの優勝チームにヘッドコーチはなし。

2016年

セリーグパリーグドラゴンズ(6位)
優勝チーム広島カープ日本ハムファイターズ
監督緒方孝市栗山英樹谷繫元信
ヘッドコーチ高信二なし森繫和

この年からカープ3連覇。緒方監督の右腕には高ヘッドコーチが就任します。

栗山監督率いるファイターズにはヘッドコーチなし。

2017年

セリーグパリーグドラゴンズ(5位)
優勝チーム広島カープソフトバンクホークス
監督緒方孝市工藤公康森繫和
ヘッドコーチ高信二達川光男なし

ソフトバンクはこの年から達川さんをヘッドコーチとして招聘。

2018年

セリーグパリーグドラゴンズ(5位)
優勝チーム広島カープ西武ライオンズ
監督緒方孝市辻発彦森繁和
ヘッドコーチ高信二なしなし

この年から西武ライオンズは2連覇を果たしますが、ヘッドコーチは存在せず。

2019年

セリーグパリーグドラゴンズ(5位)
優勝チーム読売ジャイアンツ西武ライオンズ
監督原辰徳辻発彦与田剛
ヘッドコーチなしなし伊東勤

広島カープの4連覇を阻止したジャイアンツはこの年、ヘッドコーチは不在。

ドラゴンズは与田政権となり、伊東ヘッドコーチが3年間務めます。

2020年

セリーグパリーグドラゴンズ(3位)
優勝チーム読売ジャイアンツソフトバンクホークス
監督原辰徳工藤公康与田剛
ヘッドコーチ元木大介森浩之伊東勤

西武ライオンズの3連覇を阻止したソフトバンクは森さんを2019年からヘッドコーチとして抜擢。

2021年

セリーグパリーグドラゴンズ(5位)
優勝チームヤクルトスワローズオリックスバファローズ
監督高津臣吾中嶋聡与田剛
ヘッドコーチ宮出隆自水本勝己伊東勤

オリックスの3連覇は中嶋監督、水本ヘッドの名コンビで実現。

ヤクルトは前年の2020年から高津、宮出のコンビでスタート。

2022年

セリーグパリーグドラゴンズ(6位)
優勝チームヤクルトスワローズオリックスバファローズ
監督高津臣吾中嶋聡立浪和義
ヘッドコーチなし水本勝己落合英二

高津監督就任の3年目はヘッドコーチ不在。

ドラゴンズは立浪・落合の盟友コンビで船出。

2023年

セリーグパリーグドラゴンズ(6位)
優勝チーム阪神タイガースオリックスバファローズ
監督岡田彰布中嶋聡立浪和義
ヘッドコーチ平田勝男水本勝己落合英二

阪神は現役時代から二遊間を組むほどの岡田・平田の名コンビでリーグ制覇に貢献。

2024年

セリーグパリーグドラゴンズ(6位)
優勝チーム読売ジャイアンツソフトバンクホークス
監督阿部慎之助小久保裕紀立浪和義
ヘッドコーチ二岡智弘奈良原浩片岡篤史

阿部監督就任1年目。ヘッドコーチには現役時代を共にした二岡コーチ。

ソフトバンクはドラゴンズでもコーチ経験のある名コーチ奈良原コーチがヘッドコーチ就任。

立浪ドラゴンズ最終年。高校時代からの戦友、片岡篤史コーチをヘッドコーチに抜擢。

2025年

セリーグパリーグドラゴンズ(4位)
優勝チーム阪神タイガースソフトバンクホークス
監督藤川球児小久保裕紀井上一樹
ヘッドコーチなし奈良原浩なし

圧倒的な強さを誇った阪神タイガースにはヘッドコーチが不在。

井上ドラゴンズ1年目もヘッドコーチは不在。

結果発表~~!

今年を含めて11年間で優勝チームでヘッドコーチいる・いないは

  • セリーグ:優勝チームにヘッドコーチいる⇒7 いない⇒4
  • パリーグ:優勝チームにヘッドコーチいる⇒7 いない⇒4
  • ドラゴンズ:ヘッドコーチいる⇒8 いない3

という結果になりました!!

結論・・・

「わかりませんっっっ!!!!!!!!!(笑)」

この結果を見る限り、強いチームは別にヘッドコーチがいなくたって優勝するし、ドラゴンズみたいにヘッドコーチをつけていても勝てないチームは勝てません。

結局は選手が自立できるようにする環境や指導の方がよっぽど大事なのではないかと思います。

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井上監督がヘッドコーチを置かなかった理由

そもそもなぜ井上監督はヘッドコーチを置かなかったのでしょうか?

井上監督は以下のように述べています。

「矢野さんでなければ、ヘッドを誰にしたらいいかも考えた。でも最終的にはなしでいいと結論づけました。阪神のヘッド時代に、よく他のコーチが『ヘッド、どうします?』と来たんです。『オレじゃなく監督に聞けよ』と返すと、『監督に聞きづらいからヘッドに聞いているんですよ』と言うんです。結果、僕が矢野さんに『コーチ陣は、こう言っていますがどうしますか?』と聞くことになる。監督とコーチ陣の橋渡し役としてヘッドコーチがいれば使い勝手はいいんですが、徐々に監督とコーチ陣の間に距離ができる。もしヘッドを立てないと、直に監督とそれぞれの担当コーチが話をしなければならなくなる。その方が、監督としてコーチの生の声を聴けて、よりコミュニケーションが取れると考えたんです。それだけ今回スタッフとして入ってもらった打撃、投手、バッテリー、内外野の守備走塁コーチらすべてのコーチを信頼しています」
 コミュニケーションを重視している井上監督らしい決断だったのかもしれない。

【独占】中日の井上監督が「一度は考えた」元阪神監督・矢野氏の中日ヘッド招聘プランが消滅した理由とは…「タイガースから見たドラゴンズベンチの雰囲気は重たかった」 – 本格スポーツ議論ニュースサイト「RONSPO」

元阪神タイガース監督の矢野燿大さんをヘッドコーチに据えるプランは考えていたようですね。

それがうまくいかなかったため、他の候補を模索しましたが、井上監督が適任だと思える人物がいなかったということと、選手と直接コミュニケーションをとっていきたいという井上監督ならではの考えがあったようです。

このようなことから今季のドラゴンズはヘッドコーチを置かずにスタートしました。

来季ヘッドコーチを置く可能性は。。。?

ヘッドコーチを置かなかった理由として

  • 矢野燿大さんに打診を断られた
  • 選手たちと直接、しっかりとコミュニケーションをとっていきたい

このことがヘッドコーチを置かない理由だとしたら来年もヘッドコーチは置かない可能性は非常に高いです。

ただ一つ、可能性があるとするならば、矢野燿大さんが2度目の打診を受け入れた場合でしょうか。

矢野さんはもともとドラゴンズ出身でもありますし、井上監督とも旧知の仲なのでファンとしては非常に見てみたい気持ちが強いです。

名古屋ローカルの朝の情報にも今年から出演しだしたりと、愛知県に地盤を固めてきているような感じもするので、来年の動向に注目ですね!!

【結論】ヘッドコーチが必要なんじゃない!モノ申せる人がいてほしいんだ!

この調査を通して思ったことは、結局ヘッドコーチが必要なのではなく、監督にモノ申せる存在がいてほしい

ということがヘッドコーチ必要派の深層心理なのではないでしょうか?

采配ミスや継投ミスなんかが起きると「ちゃんと井上監督に意見する人はいないのか!?」「井上監督がまた暴走している!!ヘッドコーチがいないからだ!!!」っていう感じで声が大きくなりますよね。。。(笑)

現在の井上ドラゴンズは風通しもいいと思いますし、松中コーチをはじめとして、しっかりと井上監督に意見を言える人は多いのではないかと勝手に思っています。

今年優勝したタイガースにはヘッドコーチが不在です。

これは、それぞれのチーフコーチが責任をもって指導することで、より専門的できめ細やかなコーチングを実現するためのことだそうです。

この阪神タイガースのように、ヘッドコーチがいなくても強いチームは選手が育ち、一人一人が自覚を持ったプレーができるようになることの方が大事だと私は思います。

来年のドラゴンズはどうなるかわかりませんが、選手が成長する環境をしっかりと提供して、強い強いドラゴンズを作り上げていってほしいと感じます。

頑張れドラゴンズ!!!!!!

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